10/13/2015

こつ

 このブログでも何度か書いた事がありますが、私はウエイトもパワーもないのですが、キックスタートにはかなり自信がありました、つい先日まで・・・

 現にこれまでもオーナーさんが何十回キックしても掛からない車両でも「ちょっといいすか?」と交代して一発始動というケースも数えきれないくらいあったものですから多少天狗にもなろうってもんです。

 先日、私がいくらキックしてもウンともスンとも・・パスンともいわずでガソリンが入っていないか火が出ていないのどちらかを疑いたくなるような状況で「ちょっといいすか?」と見かねたオーナーさまに言われて選手交代・・・ここまではまさに上のいつもの私のパターンと同じですが、まさか結果も同じくあっけなく一発始動でヘコみましたね~~

 いつもこれを味わっているお客さまの気持ちが少し分かりました。  これからはもう少し我慢してから、いよいよな時にだけ交代するよう心掛けます。

 でも、そんなコツもあるんだなぁ・・と新たな発見でまたキックスタートのコツの引き出しが一つ増えたのでめでたしめでたしって事にしときます。 ヘコみましたケド・・・・


 本日の作業です。

  お待たせしました!!の66FLHくんを進めていきます。

 洗浄しておいたパーツを脱脂して作業台へ。
  クラックなどおおまかなチェックはひととうり済んでいるのでピニオンレースのラッピングをしたいのですがその準備がたくさんあります。
  ケース合わせ面を先にしなければいけないのでまずはレフトケースから・・・と思ったら
  スクレーパー部にダメージが!!
 こうなっているエンジンはほぼブリーザーホールにもダメージがお決まりです。
  ああ、やっぱり・・・
 ここは後ほどボーリングします。

 当然オイルポンプのダメージも予想できますがこれまた予想的中で朝からガックリ・・・
  さて、レフトケースの合わせ面、なかなかの隙具合でカタカタもあるので面研磨です。
  マシニングできっちり面研完了です。
  同じくライトケースも仕上げて確認→グッドです。
  そうしたらケーススタットの曲がり・ねじ山修正を。
  数本このような状態だったので純正スタットに交換しておきました。
  スタット穴修正と、合わせ面のスタット穴の面取りもしておきます。
  いよいよラッピングへ入れるのでシャフト研磨してから各パーツ計測します。
  今日は53FLの納車だったのですが、変わって別の作業車両が入庫です。
  おみやげもたくさんいただきました。

 ありがとうございます。
  作業へ戻って計測。
  で、ラッピング~~~
 バッチリ完了です。











 これでやっとカムカバーのブッシュ作業に入れます。


 本日の作業はこの辺で。







                             お疲れさまでした。










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