3/13/2014

春らしい天気

 強烈な風+雨ではありますが、これを繰り返してどんどん冬から春になっていくんですよね。 バイクに乗るには花粉さえガマンできれば良い季節と言えますが、組み上げたエンジンの初期慣らしには暖かすぎるなんてワガママな気持ちもあったりします。

 それでも真冬の東名高速で距離を稼ぐあの辛さを思い出せばそんなワガママは簡単に封印できます。

 本格的に暖かくなってしまう前に一台でも多く仕上げなくては!!

 本日の作業です。

  土曜日納車とお尻の決まっている80WGの作業からスタートします。
 作業は全て私をご指名なのでちゃんと私がやります。
  今回の作業はキャリパー交換がメインです。 とにかくよく走るオーナーさまなので車体周りの痛みも早いです。

 純正バナナキャリパーであればオーバーホールするのですが、もともと付いていたのがリプロで、何万キロ使われているのか分からないので交換します。
  付いていた物と同じキャリーパーを用意してあるのですが、明らかにパウダーコートの質が悪くなっています・・・
  当然ですが新品でも全バラくんにします。  以前ピストンもボディーもガリガリになっていて使用不可だった事があるので毎回緊張しますが、これは良品で一安心。







キャリパーサポートのブッシュも入れ替え・リーマー仕上げをしておきます。

 シングル(方押し)ピストン方式のキャリパーはここのコンディションが非常に重要です。





リクエストのEXマウントも。

  その他各部作業して80WGは終了です。









さて続いて72SHOVEL、ロッカー周りを進めて行きます。

 まずはシャフトの曲がり、摩耗、ねじ山などのチェックから


異常摩耗していたり、曲がっていたりでシャフトは交換です。
  ロッカーアームも状態が悪いですね・・・
 オイル管理が悪かったのか、過走行、飛ばし屋さんなのか?原因は分かりませんが、なかなかです。
  ロッカーボックスへシャフトがすんなり入るかチェックします。
 指だけで入らないまでも、かる~くプラハンでコツコツよりも渋かった場合はロッカーボックス穴を修正します。
分かりづらいですかね??
 大概、締め込み過ぎによって入り口のみ狭くなっているので、削りしろはこんな感じです。

最後にASSY状態にして作動角内でどこにも干渉していないかチェック+修正して、サイドプレイを調整したらロッカーはおしまいです。







でもって、72SHOVEL+「49F」、シリンダーをボーリングする準備をしておいて本日はオシマイです~~。









                           お疲れ様でした。

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