3/01/2011

響いたかな・・

 今から約1年前に始めたこのブログ・・・ 自分なりに頑張っていたつもりだったのですが思ったほどの反響もなく、リアクションは身内ばかり。  実際、作業時間もかなり削られるので何度かやめようかとも考えました。

 ですが、今年に入って新規の業者さまや、一般ユーザーさまからの作業依頼がものすごく増えて、ほとんどの方が「ブログを見て・・」と言ってくれての依頼で、やめなくて良かった~ もう少し続けて行こうと思えるようになりました。

 当店での毎日の作業内容を載せているので、変えようもないのですが、今後も飽きずに見られるように少しづつ変えていければなぁ・・と思います。

 今日の分は全く変わり映えなく始まりです。

 コンプリート製作のSHOVEL、ボーリングなどの下準備が終わったので腰下に入ります。
 カムカバー内ブッシングの仕上げが終わっているのでいつものとうり規定トルクにて組み込んで指の力だけでピニオンシャフトがクルクルと回る事を確認しておきましょう。 ここでギヤのバックラッシュやサイドプレイも調整しておきます。
 使用するピニオンシャフトがフリーとなったのでクランク組み立てしていきます。
 レフトサイドのテーパーベアリングを入れてしまう前にディスタンススペーサー合わせを終わらせておくのを忘れずに。
 マッハで組み上げて芯出ししていきます。 リニューアルされた作業スペース、気持ちいいっす。
 ケース組み込みに備えて壊れたボルト穴(数箇所)の修理を済ませて。
 続いてライトケースも修理したらS&Sオイルポンプ装着に備えてオイルラインを加工していきます。

 73年以前のケースでおまけにハイドロタペットを使用するのでフルコースです。
 いよいよ組み立てになります。

 まずはマッチングが絶対に狂わないように注意してベアリングレースをレフトケースへ圧入しておきます。
 純正ケース+純正クランクではまずありえないのですが、念のため干渉していないかここで確認しておきます。
 ベアリングシミュレーターなる黒い工具もあるのですが、自分でベアリングを改造して作った手前のものの方が使いやすかったりします。
 ここで、片側ヘッドのみ焼き付きで入庫のSHOVEL、ロッカースタットも直さなくてはならないのでバルブガイドを抜いておきます。
 でもってケース組み込み完了です。

 ここで仙台から55FLHが入庫して、そのすぐあとに業者さまがストローカーSHOVEL、エンジンコンプリートをオーバーホール依頼で持ってきてくれました。

 倒れそうですが頑張りま~す
 続いてオイルポンプです、当然全バラにして各部入念にチェックしてから組み付けしていきます。
 しつこいですが必ず指一本で負荷なくクルクルと回るようになるまで芯出しして組みましょう。
 オイルポンプ、オイルシステムが強化されたので、コンロッド大胆部へのオイルプレッシャーを上げるよう加工したフィッティングをつけておきます。
 タペットローラーを打ち換えて、タペットガイドを軽くホーニングしておきます。
 バッチリ腰下ASSY完了です。 JIMSのスプロケットシャフトスペーサーを使ってオイル漏れの対策もしておきます。 ここからの漏れが止まらない車両のほとんどがシールではなく、スペーサーが犯人だったりするのです。
 バルブガイドを抜いておいたSHOVEL、ロッカースタットを直して、新たに打ち込むバルブガイドの寸法を決めて今日の作業はオシマイ~~

 作業場内、私にしか出来ない仕事が多すぎて効率が悪い以前に体力がもちません・・・少しづつ育てていかなければと最近つくづく思うのです。



                              お疲れ様でした。

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